自動化できないかな?それがDX発想のきっかけです。
1.PowerPointでVBAって何に使うんだろう?
エクセルの業務支援でVBAをフル活用しよう!というサイトや書籍はよく目にします。ですが、開発機能(VBAを使う機能)はofficeにはすべてついています。WordyaExcelはなんとなくイメージできたのですが、PowerPointで何するんだろう?と思っていました。
会社でバリバリにExcel VBAを使っている友人に聞いてみましたが、業務利用の事例は聞いたことがないそうです。ですよねー。
VBAに限らず、マクロ機能というのは、特定の動作を繰り返し行うようなときに有効です。同じような作業を繰り返し行うようなとき、『これって自動化できないかな?』って考えられるようになると、作業のDX(デジタルトランスフォーメーション、digital transformation)が進みますね。
で、件のパワポマクロですが、私も最近VBA使えないかな?という事案にぶつかりましたので、VBAマクロについて調べてみました。
2.これ大変なんだけど自動化できないかな?の事案
事案というのは、10本のパワポスライドショーにBGMを付けるというものです。しかも、パワポはスライドショーの最後に合わせて、フェードアウトするという機能がないので、BGMそのものに効果を付けて時間ぴったりに再生する必要があります。ファイルはそれぞれ再生時間が異なるので、再生時間に合わせてBGMを選択する、そして再生時間に合わせてフェードイン/アウトの効果を付けるという。
ここまでくると、音声なしのスライドショーを動画ファイルにして、動画編集ソフトでBGMを付けるという編集をした方がいい気もしますが…。お客様のご要望はパワポで!ということなので、ご要望に沿うようにしました。
何が大変だったかというと、パワーポイントには、スライドショーの全時間を表示する機能がないということです。各スライドの再生時間は表示できるので、それを単純に足し算することで、わかるといえばわかるのですが。
一つのファイルが、スライド数30~50枚あるので、調べて、計算するという作業が、とてもとてもとてもとても手間のかかる面倒な作業なのです。そこで、スライドショーの全再生時間を知る方法がないか、もしくは各スライドの再生時間をエクセルに吐き出すような方法がないか探してみました。
3.15分が5秒で完了!10ファイルなら150分が50秒で完了!
なんとありました!同じニーズかわからないですが、以下のサイトを参考にしました。
自動スライドショーの総表示時間を調べるPowerPointマクロ
https://www.relief.jp/docs/002871.html
親サイト「インストラクターのネタ帳」( https://www.relief.jp )
実際には、ミリ秒まで表示できないと、音声の調整は難しいのですが、ボタン一つで全体の時間がわかるというだけで、おそらく1ファイルあたり15分はかかるだろうと踏んでいた作業がマクロファイルの読み込みも含めて5秒で済みました。ミリ秒で表示できればよかったのですが、私の技量不足でそこまではできませんでした。
4.ソースコードを書くことと、VBAを動かすことは別物。
自分でマクロがかけなくても、web上にはソースコードがあふれています。多少の知識は必要ですが、ソースコードの解説もついていたりして、自分用に書き換えることも比較的容易なものもあります。
ソースコードがかけなくても、ソースコードをWordやExcelに読み込ませて、動作させる方法だけでも知っておけば、業務効率化、時短作業につながるかもしれませんね。
5.安全性を理解して、自動化の恩恵を味わってみよう。
マクロ言語の使用の危険性も注意する点ではありますが、時短や業務効率化のメリットはとても大きいので、安全な使い方、何が危険なのかは、しっかりと勉強してくださいね。
そして、まずはソースコードよりも、実際に使ってみるということをしてみるといいですね。自動化の恩恵を感じることができれば、より上手にコンピューターを使っていけるようになりますよ。
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